【28歳の悩み】会社員続ける?辞めて起業する?究極の選択から1年半経った今の本音

こんにちは!インターゾーン人材開発部です。
今回は、インターゾーンに新卒で入社し10年目を迎えるアヤキさんをお招きしました。 エンジニア未経験からキャリアをスタートし、現在はシステム開発部でPM(プロジェクトマネージャー)として活躍する彼ですが、実は1年半前に自ら会社を立ち上げ、「会社員」と「経営者」という二足のわらじを履いています。

なぜ独立ではなく「兼業」を選んだのか?そして、それを後押しした社長のカガミヤマさんの想いとは? その決断の裏側と、実際の働き方についてお話を伺いました。

※本内容はYouTube「インターゾーンちゃんねる」の動画内容を記事化しています。
※記事の内容は2025年11月に撮影したものです。現在とは異なる部分がございます。

ヤマダ)

本日はよろしくお願いします。 アヤキ君は新卒入社10年目ですね。エンジニア未経験で入社し、3年目にはシステム開発部の立ち上げに加わり、今では自動車業界向けの顧客管理システム「gNOTE」の設計・構築を行う**PM(プロジェクトマネージャー)**を務めています。 アヤキ君、PMとは一体どんなお仕事なんでしょうか?

アヤキ)

PMは、新しいサービスや機能を作る際に、どんな画面や機能にするかというデザインの部分と、それを開発・テストして運用するまでの工程管理を基本的には行っています。

ヤマダ)

一見難しそうなお仕事ですが、カガミヤマさん。エンジニア未経験だったアヤキ君にその役割を任せたのは、結構思い切った人事だったように思いますが、どういう点を見込んでのことだったのでしょうか?

カガミヤマ)

話だけ聞くと「思い切った人事」に見えるかもしれませんが、実はもっと前段階があるんです。 彼は最初コールセンターに配属になったのですが、当時「gnote」はそのコールセンターの管轄でした。彼は文系出身でしたが、当時から部長に任されるほど信頼があり、めちゃくちゃ勉強してプログラミングも周囲が「すごいよね」と言うレベルまでやっていました。

その後、外部で開発してくれていた方がジョインして開発部を立ち上げることになった際、「ここをきっちりまとめていくならアヤキ君に任せていいよね」という感覚がそのタイミングであったので、私としては「思い切った」というほどではありませんでした。

ヤマダ)

それを任せられるだけの経験と、社内の信頼をすでに集めていたということですね。 そんなアヤキ君ですが、実は1年半前にインターゾーンの仕事とは別に、自分で会社を立ち上げたそうですね。一体どんな事業を始めたんですか?

アヤキ)

**「CanvasWall(キャンバスウォール)」**という屋号で、家具を作っています。 家具と言っても、一般的なテーブルや椅子というよりは、趣味で使うような道具を暮らしの中でかっこよく飾るための家具を、自分で企画して作っています。

ヤマダ)

会社を辞めて独立起業するのではなく、会社で働きつつ起業もする道を選択したわけですね。 カガミヤマさん、そもそもこの働き方を提案したのはカガミヤマさんだったと聞いていますが、どういう流れだったのでしょうか?

カガミヤマ)

そうですね。実はスタートはそんな前向きな話ではなく、アヤキ君が「退職したい」と言ってきたことが始まりなんです。 当時、彼自身が行き詰まりを感じていたタイミングで、「自分で何かをやるんだ」という話があったのですが、聞いてみると具体的には何もはっきりしていませんでした。 我々としては優秀なアヤキ君が辞めるくらいなら、**「稼働を減らしてこっち(インターゾーン)の仕事をしてもらいながら、起業していくことを一緒にやってみないか」**と提案しました。起業自体もサポートするよ、と。

ヤマダ)

アヤキ君は会社を辞めようとしていたんですね。

アヤキ)

そうなんです。あまり話していないので、これを見て知った人もいるかもしれません(笑)。

ヤマダ)

当時、開発部のリーダーとして信頼も厚かった中で、なぜ辞めようと思ったんですか?

アヤキ)

当時28歳くらいで、仕事に慣れてきた時期でした。「このまま続けるのか、新しい挑戦に踏み出すのか」と悩む人は多いと思うのですが、僕もまさにその時期でした。 ベタなんですが、**「死ぬまでにやりたいことリスト」を作ってみた時に、一番上にあった「自分で事業をやってみたい」**という想いがずっと残り続けていたので、このタイミングで挑戦してみようと決意しました。

ヤマダ)

結果として「どちらか」ではなく「どちらも」というパラレルキャリアを選択したわけですが、実際に1年半やってみてどうでしたか?

アヤキ)

自分の会社の方はやったことのないことばかりで、毎日大変で苦しいことも多いです。 ただ意外にも、会社員としての仕事に活きることが多かったのが驚きでした。 経営の仕事は、営業・経営・運用など多くの人と関わります。今までは他部署の仕事の想像がつきにくかったのですが、自分で開発から販売、会計まで全て一人でやることで、一緒に働く人が何をしているのか想像がつきやすくなり、仕事が進めやすくなりました。

ヤマダ)

本業で活きる面が多々あったんですね。 カガミヤマさん、アヤキ君がいない時間が増えたことで、社内に変化はありましたか?

カガミヤマ)

もちろん稼働が落ちるので、PMの業務をどうするかは課題でした。 そもそも彼が優秀すぎたため、業務がものすごく属人化していて、それがインターゾーンのボトルネックでもあったんです。 そこで、ベテランと新人のメンバーを新たにPMにジョインさせたのですが、これが機能しました。アヤキ君も努力してくれましたが、みんなですごく考えてチーム体制を作り上げてくれたので、結果としてめちゃくちゃいい体制になったと思っています。

ヤマダ)

個人の能力だけでなく、チームとして回していくフェーズに来ていたんですね。 ここまで良い話が多いですが、実際に起業してみて「あれ、違ったな」ということはありませんでしたか?

アヤキ)

いやあ、たくさんありました(笑)。 自分がやりたいことをやっているように見えますし、自分でもそう思っていましたが、実際やってみたら95%くらいは不安や辛いことで、楽しいことは数%くらいという感覚です。 事業を立ち上げることがこんなに孤独で、一人で責任を負わなければいけないんだと痛感しています。 逆に、会社員として働いている時間は、その不安や心配をみんなで分担できているんだと、組織の幸福を感じるようになりました。

ヤマダ)

両方を味わって初めて分かる良さですね。 カガミヤマさんもアヤキ君と同じくらいの年齢で起業されていますが、起業に対する考え方の変化はありましたか?

カガミヤマ)

もう25年前なので時代は違いますが、当時はインターネットバブルで「気合があればできるぞ」という感じでした。 でも蓋を開けてみるとそんなことはなく、大変なことばかりでした。 結局、責任は全部自分にあるので、そことどう向き合っていくかが重要です。そして結果的には、いろんな周りの人が助けてくれます。 この「助けてくれる」というのは、自分の人間力によるものだと思うので、すごいビジネスモデル以上に「自分がどうあるべきか」が最終的に大事になってくると、だんだん気づいていきましたね。

ヤマダ)

それは25年の歳月があってこその気づきですね。

カガミヤマ)

今でもそう思いますよ。この規模になってもたくさんの人に助けられていますし、コツコツ積み上げてきたものはみんなの支えがあってこそだと感じています。

ヤマダ)

アヤキ君、事業立ち上げから1年半で「やりたいことリスト」の一つは実現したと思います。 この経験を踏まえて、これから先どんなことにチャレンジしていきたいですか?

アヤキ)

具体的にこれ、というものが見えているわけではありません。 ただ、自分で事業をやる辛さはありますが、今後もいろんなことにトライしていきたいです。 一方で、だから会社員を辞めたいかというとそうではなく、組織が大きくなっていくからこそできる挑戦というのも逆に見えてきました。「どちらも」今後も挑戦していきたいという気持ちが、日々高まっている感じです。

ヤマダ)

「起業か、会社に残るか」で迷っている方にとって、**「どっちもありだよ」**という非常に参考になるお話でした。 本日はどうもありがとうございました。


本記事を通して、インターゾーンに興味を持っていただいた方がいましたら、是非ご連絡お待ちしております!(面談は選考要素なしなのでお気軽にご連絡ください!)

今後も引き続き、座談会やインタビュー企画を通して会社について紹介していきたいと思うので、是非楽しみにしていてください!!

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